算命学から見る:「気」って何だ?
気とはなにか。

気とは何か? 気はエネルギーやオーラと呼ばれたりすることもあり,また,東洋医学や漢方の分野でもよく用いられる言葉です。中国と関連深い言葉です。
算命学を学ぶ上で「気」は切っても切れないものです。算命学は気の学問であるとも言えます。では,気とは一体何なんでしょうか?私たちが日常的に使う言葉の中にも「気」と付く言葉は数え切れないほどあります。「気」と付く言葉を毎日どれくらい言っているでしょう?100回位言っているでしょうか?自分でも気が付かないくらい,それくらい「気」と付く言葉はたくさんあります。
- 元気
- 天気
- 人気
- 気力
- 病気
- 合気道
- 気配
- 空気
- 気分
- 景気
- 電気
- 勇気
- 気体
- 水蒸気
- 覇気
- 気がする
- 気が合う
- 気にしない
- 気がつく
- 気持ち悪い
- 気が利く
なお、本来は「氣」という字を用います。「メ」ではなく「米」という字が中に入っています。気は末広がり八方に拡がることを意味しています。
気という言葉を辞書で引いてみると、以下のような意味が掲載されています。
1.心の動き・状態・働きを総合して捉えたもの。精神。
2.見えないとしても身のまわりに漂うと感ぜられるもの。
3.口を出入りする息。呼吸
4.四季の中の十五日間をまとめた期間。五日間を「候」と言い、その相継ぐ三候が気。
出典:岩波国語辞典 第七版新版
気の正体
気は目に見えません。触ることも匂いをかぐこともできません。しかし,この世界(地球)には気というものが確かに存在しています。では改めて,気とは何か?
それは気の力である。
質問に対する回答になっていないようですが,これが本質です。なお,西洋医学では気は否定されているようです。一方で,東洋医学では陰陽論・五行論が基になっていますので,当然気は在る前提です。気はすべての土台になっています。また,気が人間に味方する状態のことを「運が良い」と言います。
原因と結果
この世の中には日常的にあらゆる事象がありますが,どの事象においても必ず原因と結果が存在します。原因なくして結果が存在することはあり得ず、また、結果のみがありその原因がないということもあり得ません。
小学校の頃にみんなで朝顔や植物を植えなかったでしょうか。みんなで同じものを育てているのに、育ち方が異なります。早く花が咲く人もいれば、ゆっくりな成長だったり、中には花が咲かなかったり、枯れてしまった人もいたはずです。植物の個体差というのは確かにあるでしょうが、それだけでは語れない何かが存在しているはずです。

例えば、ここに植物の苗が2つあったとします。まったく同じものだとします。同じものを同じ場所に植え、同じように水をやり育てました。しかし、片方はすくすく育ち、片方は思ったように育ちません。この様なことは日常的にもあります。
これはなぜでしょうか? 何がこの様な結果を生んだのでしょうか?
同じものであるはずなのに、2つの植物は異なった結果を生みました。そこには何らかの力が加わったからだと算命学では解釈します。何らかの力が加わったため、異なった結果となったのだと考えます。この「何らかの力」が気なのです。科学的に説明をするのは恐らく不可能でしょう。気とは不可視であり、存在を確認することができません。算命学は気の学問です。
算命学とは一体何なのかについて解説しました。
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