十二大従星:天馳星
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十二大従星:天馳星(てんそうせい)

天馳星は彼世の星です。1点。弱星です。
彼世とは死んだ後の世界、無の世界のことを指します。天馳星は無の極限であり、無意識を最大に発揮する星です。精神性が強い星なので、現実性を強めようとしても強くなりません。したがって、天馳星は現実にこだわることがありません。情実に捕われた判断をすることがなく、冷静な人や薄情な人に見られがちです。
無の極限は、空間や時間の無の極限でもあります。空間や時間の無の極限となることは、空間や時間が有の瞬間となる状態のことです。無から有になる瞬間は、膨大なエネルギーが必要です。天馳星は、無から有になる瞬間の星であり、膨大なエネルギーを所有していることになります。
無意識の星から出るエネルギーには限界はないが、瞬間的なものです。天馳星の瞬間的な強さは、十二大従星中最高のもので、天将星でさえかなわないものとなります。しかし、それは持続性を持ちません。
この様な性質は、方針を転換するときや新規に事業を取り組む時、変革を実行する時などの、やらなければならない時代が来ときにはどうしても無の強さが必要となります。この様なときに天馳星は有能の才を発揮します。
天馳星は無意識性が最強で、それを現実面で発揮しなくてはならない星です。そのため、現実的な面での喜びや悲しみを実感として味わうことができないので、紙の上に書かれた文字として認識します。これは、喜びや悲しみを感じない人ということなのではなく、そういう実感を現実面に表現せずに本人感情でさえも冷静に判断できる人、ということです。
天馳星が瞬間的に発揮する力は、他の十二大従星に見られないほど最大のものであり、その力に相当する発揮が行われないと禍となり、精神や肉体を傷めます。特に、精神力は最大で、それを発揮するためには現実面の鍛錬が必要となります。
現実面の鍛錬とは、生きていくための生活手段や実生活の事柄等、常に現実に立脚したものを指します。この鍛錬がなされないと、精神力の最強を消化することができずに反って禍となります。
天馳星の特徴まとめ
- 天馳星は彼世の星
- 天馳星は精神性の頂点の星である
- 精神力が強く、精神的苦痛にも強い
- ストレスに強い
- 瞬間的に大きな力を発揮できる
- 感性が鋭い
- ひらめきがある
- 霊感を発揮しやすい星である
- 冷静で薄情に見られやすい
- 持続力には乏しい
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