十二大従星:天南星
十二大従星:天南星(てんなんせい)

天南星(てんなんせい)は青年の星です。10点。強星です。
「独立の精神」や「批判力」などの意味を持ちます。
青年とは20代を言います。この星から大人の時代に入ります。一生のうちで最強の時代です。天南星における肉体と精神はそれぞれ以下のような傾向があります。
- 肉体:最強。行動力・前進力
- 精神:未熟。行動や考え方が一方づきやすい
天南星には躍動力や推進力などの特徴があります。
躍動力や推進力等の溢れる力の源は、肉体が大人になっていながら精神の発達が伴っていないことにあります。肉体は精神の制御を受けて美となります。精神の制御のない肉体は、馭者を失った馬車に等しいものです。そのため、行動力は他の星に類を見ないくらい激しいです。それは特徴であると同時に欠点でもあります。欠点とならないためには、社会が認める目的意識を持つことです。
躍動力が性格となれば一本気で直情となります。思想となれば過激で急進的なものになり、外部に対しては自分の考えを他人に押し付ける傾向となりやすいです。善悪は別として自分の考えに合わないものを批判し攻撃します。
思想は独創的なものになりやすく、批判力は非常に厳しい人となります。上下の区別なく批判し自分の考えを押し付けます。この強引さが敵を作ることになります。敵ができれば闘争心を奮い立たせ、攻撃のための攻撃となりやすいです。まるで理性を失った人のように写ります。敵が多くなればなるほど精神は強剛となっていきます。この強剛さは意志と頑固の固まりのようになります。
しかし、攻撃のための攻撃となっている場合は、強剛さの内側が豆腐ようになっており、一旦強剛が敗れると一気に崩れます。脆いのです。
この意味で、天南星は一旦挫折をすると立ち直れないという特徴を持ちます。そのためには、攻撃のための攻撃とならないように、もっと幅広く目的が見れるようになるかまたは、目的意識を持つことです。
天南星の精神はまだ未熟な状態ですので、間違った方向に進んだとしてもそれに気づきにくいという特徴があります。しかし一方で、思い切った行動が取れるという特徴もあります。この性質のため、成功も失敗もその度合が大きくなりやすいです。
天南星は、大事なこと・重要なことは、周りに相談してから決めたほうが良いです。この星を持つ人は、謙虚さが大事になります。謙虚さを失うと運勢が下がります。いい気になると失敗します。人間は一般的に、成功したときほど謙虚さを失いやすいものです。そんな時ほど謙虚さを大切にしなければいけません。
良く出れば、成功の度合いも大きくなります。悪く出れば、失敗の度合いが大きくなります。
天南星を持つ人は、個性が強い人になります。個性が強く、そして個性を強く出そうとします。批判力も長けており、怒らせると怖い人です。この星は、肉体が最強ですから、現実的な苦労には強い星です。反対に精神的苦労には弱いです。
算命学の原則では、強い方を鍛えることです。肉体的や現実的苦労をすることで、精神的な苦労にも強い人になれます。
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