人間の一生を3つに分ける三分法
算命学:三分法
三分法(さんぶんぽう)とは、人間の一生を初年期・中年期・晩年期に分けて考察する技法です。
人体図と人物
三分法には人体図を使います。人体図のそれぞれの場所には人物が割り当てられていて、意味があります。以下に示します。

- 胸:自分自身・本人
- 頭:親・目上
- 腹:子供・目下
- 右手:配偶者
- 左手:兄弟・友人
三分法による初年期・中年期・晩年期の区分

人体図を初年期・中年期・晩年期に分けると上図のようになります。三区分に分けます。この三区分は、天区分・人区分・地区分と言います。
なお、各期は大まかに、以下のような時期を言います。
- 初年期(天区分):社会に出るまで
- 中年期(人区分):引退するまで
- 晩年期(地区分):死ぬまで
初年期とは、親や兄弟、友人の場所です。これらの人と関わり合いの多い時期です。最も親や友人・兄弟と縁の深い時代ですね。小さい子供の頃は友だちとよく遊びますね。小学校・中学校・高校・大学までの時期は友人は親と過ごす時間がとても多いです。親や友人と過ごすのが初年期なのです。
中年期は、本人・子供の場所です。社会に出てから引退するまでですから、本人が主役の時代です。子供を生んで育てるのは最も脂の乗っている中年期です。社会に出て仕事をし生活するのは、自分自身が主役なのです。
晩年期は、配偶者の場所です。配偶者と過ごす時間が最も多くなります。子供も巣立ち、配偶者と過ごす時間が多くなります。
実際の鑑定では、各場所に何の十大主星が表出されるかで、どのようにしていったら良いのかを見ます。人それぞれ人体図に持っている十大主星は異なりますので、幾通りもの結果が出ます。しかし、基本は上述した各場所の人物との関わり合いを見ることになります。
性格と三分法
三分法により性格を判断する際は、人体図中の十大主星や十二大従星の各星の性情を読み取ることでできます。
天区分・人区分・地区分の各区分ごとに、命星(十大主星)と従星(十二大従星)を組み合わせて判断します。
三分法と樹木

人体図の三区分は、樹木に例えて考えることができます。枝葉を天区分、幹を人区分、根を地区分とするのです。
樹木にはいろいろな種類がありますね。種類によって枝はや幹や根はそれぞれ異なるものです。また、成長の度合いによっても枝葉、幹、根は変化をします。これと同じように三分法を考えます。
根はしっかりしているけど幹と枝が弱いとか、枝はが茂っているけれど幹が細くて根が浅い、などのように考えます。前者の根がしっかりしている方は、地区分に強い従星があるもの、後者の枝葉が茂っているものは天区分に強い従星があるものと考えるのです。
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