十大主星:龍高星・玉堂星
十大主星:龍高星(りゅうこうせい)
龍高星は習得本能の陽水性です。
龍高星は、日干が生じられる干から表出されます。日干を生じる干が日干と同じ陰陽である必要があります。たとえば、庚から戊を見て表出される星です。戊(陽土性)生庚(陽金性)です。
習得本能にも陰的なものと陽的なものがあります。陰的なものとは伝統的なものです。陽的なものとは伝統的ではないものです。伝統的ではないとは、従前の慣習に従わないものを言います。
性格的に束縛される嫌います。その質は「創造と破壊」です。内に強いエネルギーを持つ星で、世の中の動乱期に実力を発揮する星です。従前の慣習に従うことをせず、改革的であり新鮮なものを好みます。常に新しいものを求め、創造性に富みます。体制側を嫌い反体制側につきます。
反体制側についても満足することはなく、常に不満を内蔵しています。不満足を持っていることが正常であり、不満足を解消しようと努力をする間は忍耐強いです。その不満足が解消されればまた次の不満足が発生し、努力と忍耐がひたすら続きます。このことより、龍高星は忍耐の意味を持ちます。不満足を解消できないような事態に追い込まれると、龍高星は病気になります。不満足を解消していく過程で創造と破壊を繰り返すと事になり、このことより破壊の意味も持ちます。破壊と創造を繰り返していくことは、改革であり改革の意味も持っています。
改革をするということはまだ誰も見たことのない世界を行くことであり、冒険者の質を持ちます。未知のものへの探究心があり、放浪を好みます。いずれにせよ、龍高星は改革の星であり、他の人が思いもつかないような発想をすることがあります。発想の転換は他の星に類を見ないほど見事です。
龍高星のまとめ
- 人物:母・偏母・上司
- 色:黒
- 性情:放浪・離別・改革・忍耐・不満足・知識欲・創造性・破壊
- 方向:正北
- 本質:破壊主義・個人主義
- 好期:創生期・動乱期・混乱期
十大主星:玉堂星(ぎょくどうせい)
玉堂星は習得本能の陰水性です。
玉堂星は、日干が生じられる干から表出されます。これは龍高星と同じです。しかし、日干を生じる干が日干と異なる陰陽である必要があります。たとえば、辛から戊を見て表出される星です。戊(陽土性)生辛(陰金性)です。
学問・技術などの習得能力に優れます。その質は「知性」。理屈家の星でもあり、平和な時期に能力を発揮します。伝統的なものを好む。地味で堅実。緻密で優雅で且つ保守的である。
習得の本能とは、物事を知ることや学ぶことです。玉堂星は習得本能の陰です。陰的なものとは人類が今までに作り上げてきた文化であり、風俗や習慣を含めた伝統的な智恵です。実生活に根ざした智恵なのです。智恵とは遠い過去から受け継がれ、遠い未来へと伝えていくものです。これが理論付けられて理性となり、学問となります。文化的な方面では、芸術をはじめ芸能・文学・理学・数学等になります。
学問的理論が得意であるため、体得によるものに欠ける面が出ます。気をつける点として、失敗を恐れるあまり体得が不足し、頭の中だけの解決に没頭することがあります。これにより、机上の空論となり批判を浴びることがあります。
玉堂星は習得本能の星であり、学問の習得は得意であり、それにより人間性が形成されます。伝統的なものを理論的に学ぶ傾向があります。これにより大きな視野を持つ人間性となります。学問を通じて後世に伝える力量は他の星では敵いません。
批判を客観視できる能力を持っており、非常に冷静な面を持ちます。多少のことでは動じず、冷静に物事を見つめることができます。
玉堂星のまとめ
- 人物:母・目上・上司
- 色:黒
- 性情:知恵・学問・古典・母性・理論的・観察力・批判力・冷静さ
- 状態:論理的
- 方向:北
- 本質:保守的・古典的
- 好期:平和期
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魅力本能の星:禄存星・司禄星もご参照ください。
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