【新刊】算命学おすすめ本01:絶対読むべき算命学の本1
算命学おすすめ本01
最近読んでおすすめだった本をご紹介します。
篠田法正 (著)
2022年2月に発売されたばかりの本で、著者は算命学もやる工学博士だそうです。
少し前にGoogleディスカバーのおすすめに載ってて気になっていたのですが、買って実際読んでみたところ算命学初心者の人にも分かりやすいなーと思って、ご紹介です。
算命学をベースに置いた「自分の才能の見つけ方」といった内容。ガチガチの算命学の本ではありませんが、算命学をベースに使ってあなたの人生を良くしていこうというものです。
タイトルにもある「持って生まれた力を最大化させる」とは、自身の持っている星(十大主星)を最大限に輝かせるという意味ですね。本の内容として出てくるのは、陽占(人体図)です。陰占や大運、天中殺の話なんかは出てきません。人体図に絞って話が展開されています。

著者は、十大主星のことを「才能のタネ」という表現を用いて、自身の才能のタネを開花させるには、どのような環境・生き方をしたらよいかという指針を示してくれています。自分の人体図に表出している星を把握して、その星を輝かせるにはどういった生き方をしたらよいか、ということを説かれています。
人生に迷ってる若者や、今後どんな仕事や生き方をしていこうかと人生に悩みを持ってる方には、生きる方向性を決める意味で参考になるのではないかなーと読んでいて思いました。
というのも、やはり自分の持ってる星を輝かせる・消化するというのが大事だということ。自分に無い星は消化できませんし、それは徒労に終わります。なので、自分がどんな星を持ってるのか知るのが先決。自分の持ってる星というのは自分の得意分野ということです。自分の得意分野を意識して消化していくのが成功のための第一歩。

算命学を知らなければ、「自分が得意・好きと思い込んでるだけ」の場合があるので要注意です。それは自分の陽占を見れば分かります。本では、人体図のことを「ピースチャート」と呼んでいます。ピースチャートに調舒星を持たない人が歌や絵画・芸術を目指しても、成功はなかなか難しいでしょう。玉堂星のない人が、バリバリの学問を志しても、それもまた同じ。
難しい専門用語は出てきません。出てくる用語は、十大主星の星の名前くらい。それも、十大主星そのままの名前ではなく、たとえば、貫索星は「ストレート」、石門星は「ハーモニー」などのように、わかりやすい表現に置き換えられていて、算命学を知らない人でも楽しめる本です。
十大主星(才能のタネ)の呼び名
◆ 貫索星:ストレート
◆ 石門星:ハーモニー
◆ 鳳閣星:イノセント
◆ 調舒星:フォーカス
◆ 禄存星:ハートフル
◆ 司禄星:リアリティ
◆ 車騎星:スピード
◆ 牽牛星:プライド
◆ 龍高星:ユニーク
◆ 玉堂星:セオリー
五行についても簡単に触れられていて、相生や相剋などの相剋比についても学べます。算命学というのは単なる占いではなく、企業の経営者なんかも頼りにする歴史ある処世術。新刊でこういう本が出ると嬉しくなりますね。
算命学ってよく知らないけどちょっと気になる、とか、算命学の「さわり」だけでも知りたいという方には、読みやすくておすすめです。「自分の星の活かし方を知りたいって人」は絶対読んだほうが良いです。2時間もあればサッと読めます。QRコードで、自分の人体図をかんたんに出せるようにもなっています。
篠田法正 (著)
イースト・プレス出版
240ページ
2022/2/6 発売
【目次】
●第1章 成功への道を指し示す「自然界の法則」
・「悩み」ではなく「迷い」を抱える経営者たち
・「夢を描いて成功しよう」の落とし穴
・進むべき方向を決める「自分軸」
・王者の占術を現代に生かす
・「自分軸」に結果も人も付いてくる
●第2章 自分だけが持つ「10万分の1」の才能
・天才と凡人の差はどこにあるのか
・自分が持つ「才能のタネ」を見てみよう
・自分の特性を深く理解する
・「才能のタネ」を知るだけで起こる変化
●第3章 「コア」の持つ圧倒的なエネルギー
・人生経験から聞こえる「心の声」
・数文字のシンプルな言葉に凝縮する
・必要なのは「正解」ではなく「納得」
●第4章 自分の力を最大化させる「自分軸」
・自己超越的な人生目的
・納得できる「自分軸」の見つけ方
・「自分軸」が引き起こす人生の変化
・「自分軸」の先に見える未来
・多種多様な才能が輝く世界
●第5章 成功を加速させる「求心力」
・経営の最終目的とは
・真のリーダーがすべきことは
・「自分軸」から展開する「事業ミッション」
・必要な才能を集める東洋の奥義
・「充実体験」で高まる求心力