【算命学】局法(凶運十種)
算命学:局法(凶運十種)
局法の中から凶運十種を取り上げてみます。
以下に示す人体図は一例です。陰陽でも成立します。
算命学講座(格法編)はこちら。
推逆局(すいぎゃくきょく)

- 成立条件:鳳閣星・調舒星・龍高星・玉堂星のいずれかを主星に持つ。人体図の縦線に水火の激突のあるもの
- 特徴:瞬間的・突発的に気狂いを起こす。感性が鋭く、感情の起伏が激しい。芸術家に多く見られる。
円推局(えんすいきょく)

- 成立条件:鳳閣星・調舒星・龍高星・玉堂星のいずれかを主星に持つ。人体図の横線に水火の激突のあるもの
- 特徴:精神の葛藤が激しいが表面には出にくい。ノイローゼになりやすい。芸術家に向いている。
生殺局(せいさつきょく)

- 成立条件:鳳閣星・調舒星・車騎星・牽牛星のいずれかを主星に持つ。人体図の縦線に火剋金の相剋を持つもの。
- 特徴:環境に左右されやすく、ちょっとしたことで性格が変わることがある。そのため、たとえ能力があっても環境によってその能力が引き出せなくなったり、減少させられることがある。都会の生活には向かず、田舎の生活に向く。
殺局(さつきょく)

- 成立条件:鳳閣星・調舒星・車騎星・牽牛星のいずれかを主星に持つ。人体図の横線に火剋金の相剋を持つもの。
- 特徴:分裂症の要素がある。特に女性は結婚後に夫や子供を背負っていきやすく、背負っていくようになると精神が安定する。男性は社会での競争が必要です。
井乱局(せいらんきょく)

- 成立条件:貫索星・石門星・車騎星・牽牛星のいずれかを主星に持つ。人体図の縦線に金剋木の相剋を持つもの。
- 特徴:性格が外剛内柔である。表面はしっかりしているが、内面はもろい。養子的になりやすく、また養子的に育てられたほうが伸びる。天印星があると、両親のうちどちらかが養子、または養子的である。
乱命局(らんめいきょく)

- 成立条件:貫索星・石門星・車騎星・牽牛星のいずれかを主星に持つ。人体図の横線に金剋木の相剋を持つもの。
- 特徴:運勢上、幸運を掴むとき人生の横道に逸れやすい。成功の度合いが大きいほど横道に逸れ、家庭が不幸になりやすい。家庭の不幸が大きいほど仕事は成功する。
破財局(はざいきょく)

- 成立条件:貫索星・石門星・禄存星・司禄星のいずれかを主星に持つ。人体図の縦線に木剋土の相剋を持つもの。
- 特徴:普段は財に対して堅実であり、財は貯まる。しかし財が出ていくときは一気に出る。そのため、家族には理解されにくく、家族との不和を招きやすい。財の出ていき方は身強のほうが大きい。お金の使い方が下手です。
曲財局(きょくざいきょく)

- 成立条件:貫索星・石門星・禄存星・司禄星のいずれかを主星に持つ。人体図の横線に木剋土の相剋を持つもの。
- 特徴:予期せぬ財が入り、予期せぬ財が出ていく。この局は相場師の星と呼ばれ、お金ができると投機的なものに走りやすい。また、相場師としての才能もある。特に、車騎星・龍高星があるとその才能が強まる。ただし、どんなに財が成しても子孫には伝わらない。また、その人の器以上の財が入った場合、禍が出る。その場合は、器以上の財を失くすと良い。
地財局(ちざいきょく)

- 成立条件:禄存星・司禄星・龍高星・玉堂星のいずれかを主星に持つ。人体図の縦線に土剋水の相剋を持つもの。
- 特徴:自尊心を抑えても財をつかもうとする。財と知性が反比例しそのため財産ができればできるほど、人格を落とす。お金ができればできるほど、人格が落ちる。お金のためなら何でもする。お金がないときは気前が良くいい人である。お金が増えるほど、汚い人間となる。
叉財局(しゃざいきょく)

- 成立条件:禄存星・司禄星・龍高星・玉堂星のいずれかを主星に持つ。人体図の横線に土剋水の相剋を持つもの。
- 特徴:財ができるほど人格を落としていく。ただし、自尊心と財の両方をつかもうとする。財を作ることに理屈をつけるようになる。そのため、財の大きさは地財局より小さくなる。そして、財・自尊心共に逃すようになる。根底には家庭の幸福が必要である。
ほう蘭局(ほうらんきょく)

- 成立条件:人体図の5星がすべて同星のもの。非常に珍しい。
- 特徴:一代で上って、一代で終わる。一代運。
算命学:局法(凶運十種)まとめ
推逆局 | 縦線 | 水剋火 |
円推局 | 横線 | 水剋火 |
生殺局 | 縦線 | 火剋金 |
殺局 | 横線 | 火剋金 |
井乱局 | 縦線 | 金剋木 |
乱命局 | 横線 | 金剋木 |
破財局 | 縦線 | 木剋土 |
曲財局 | 横線 | 木剋土 |
地財局 | 縦線 | 土剋水 |
叉財局 | 横線 | 土剋水 |
ほう蘭局 | ― | 5星がすべて同星 |
さて、局法の中から凶運十種をまとめてみました。あなたに当てはまるのはあったでしょうか?
人体図を見るとき注目して見てみると新しい発見があるかもしれませんね。
幸運十種についても参照してみてください。
算命学講座(格法編)はこちら。部分格と完全格に分けて、例を混じえながら詳細に解説しています。
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