算命学:人体図に出てこない星
もくじ
算命学:人体図に出てこない星
算命学:人体図に出てこない星を把握しているでしょうか?
たとえば,以下のような人を例に考えてみましょう。採用蔵干はすべて本元とします。この人の場合は,人体図に星となって出てくるのは「鳳閣星」「龍高星」「貫索星」です。

丁 → 己 : 鳳閣星
丁 → 乙 : 龍高星
丁 → 丁 : 貫索星
では,採用されなかった蔵干の「癸」「辛」「己」はどうなるのでしょうか?
宿命(陰占)の書き方についての補足
人体図に出てこない星の解説に入る前に,算命学で宿命(陰占)の書き方をよく間違った書き方をしてる方がいらっしゃいますので,ここで補足しておきます。
採用蔵干だけ取り出して,以下のように書いている方がいますが,これはオススメしません。採用蔵干だけを取り出して書いてはいけません。

また,間がないからと言って詰めて書く人もいますが,これも誤りです。これでは初元なのか中元なのか本元なのか分からなくなります。本来は本元であるものを初元であるかのように誤解します。算命学では明確に区別することが必要です。なお,初元にあるか本元にあるかで意味は変わります。これを理解していないとこういう書き方をすることになります。繰り返しますが,間を詰めて書いてはいけません。本来あるべき場所に正しく書きましょう。

算命学:人体図に出てこなくても,あなたが持ってる星

算命学の人体図に星となって出てくるのは,地支に含まれる十干(蔵干)のうち採用されたものですが,これは人体図では,西・中央・東の位置に出てきます。人体図の横線は「現実」を表します。
では採用されなかった十干はどうなってしまうのでしょう?
無視してしまっていませんか?
この人は「癸」「辛」「己」が人体図には出てきませんが,持っている星です。これらを星に直すと,
丁 → 癸 : 車騎星
丁 → 辛 : 禄存星
丁 → 己 : 鳳閣星
となります。これらの星は人体図には出てきません。
人体図に出てこない星は隠れていますが存在してます。人体図には出てきませんが,あなたが持ってる星です。持っている星ですので消化する必要があります。算命学における人体図の横線は現実ですから,現実的な行為で消化をしていく必要があります。とはいっても,表に出ている星(人体図に出てきている星)を優先して消化していくのが良いです。
あなたはどんな星を持ってるでしょうか?
あなたご自身の宿命をぜひ確認してみてくださいね。
二十八元についての解説はこちらから。
人体図の出し方がわからないという方には,こちらで解説しています。