位相法:刑法
刑法とは
算命学:位相法(散法)のひとつに刑法(けいほう)があります。別名で支刑とも言います。刑法は合法の三合会局を破るために編み出された技法です。刑とは,「争い」という意味を持ちます。
三合会局は三支が纏まりますので、刑はこれを壊す役割を担っています。
刑法は、三合会局のどの部分を破るかによって以下の4種に分けられます。
- 自刑(じけい):同じ十二支同士の刑
- 生貴刑(せいきけい):始まりのところが刑になる組み合わせ
- 旺気刑(おうきけい):中心のところが刑になる組み合わせ
- 庫気刑(こきけい):終わりのところが刑になる組み合わせ
刑となる組み合わせ

- 自刑:亥亥・午午・酉酉・辰辰
- 生貴刑:寅巳・申寅・巳申
- 旺気刑:子卯
- 庫気刑:丑未・未戌・戌丑
自刑(亥亥・午午・酉酉・辰辰)
自刑とは、自分で自分を駄目にしてしまう現象を起こします。この刑を宿命に持つ人は人生において迷いが多く存在し、自分の中で葛藤が多く生じる傾向があります。他人からは、物事に対して熱意や意欲がないように見られやく、実際にはプライドや理想は高いです。
この自刑は、十二大従星の力によって多少の変化があり、天将星・天禄星・天南星等の強星が自刑に合う場合は刑の現象も出にくいです。
- 二者択一の状況には弱い
- 強く自分の意志を持つことが必要
- 迷わない、欲張らないこと
生貴刑(寅巳・申寅・巳申)
三合会局の天貴星の場所(生・始まり)同士の組み合わせが刑するものです。
- 三合会局の「生」が刑に合う
- 季節の始まりが刑に合う
- 物事の始めに問題が出やすい
- 物事の始めが思ったようにいかないことが多く、それを何度も味わうと物事に臆病になっていく
- 人間関係においては、始めの頃の関係は持続しない
庫気刑(丑未・未戌・戌丑)
三合会局の天庫星の場所(死・終わり)同士の組み合わせが刑するものです。庫気刑は別名で無情刑とも言い、冷酷・冷淡な人間を作る作用を持つと言われます。
- 「死」の部分が刑に合う
- 季節の終わりが刑に合う
- 物事の終わりに問題が出やすい
- 物事の終わりに失敗したり実力が出せなくなることが多い。
- ドライな人、冷たい人になりやすい
- 死ぬときはすんなり死ねないことが多い。死の際に苦労を伴う。
- 女性は難産の命式と言われ、産後に病気を伴う。
旺気刑(子卯)
三合会局の天将星の場所(旺・中心)同士の組み合わせが刑するものです。最も強いエネルギー同士のぶつかり合いであり、刑の中でも最高の凶神と言われます。
- 旺の部分が刑に合う
- 季節の中心同士が刑になる
- 刑の中では最も強い散法
- 人生の頂点や物事の最盛期に問題が出やすい
- 競争や闘争には強い
日々の日常の中で位相法を意識して過ごすと新たな気付きがあります。位相法早見表を手元に置いておくととても便利です。 位相法早見表を使って,自分の宿命で成立する位相法を確認する癖をつけるといいですね。
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