位相法:冲動(対冲)法
冲動(対冲)法とは
位相法(散法)のひとつに冲動法があります。「ちゅうどう」と読みます。冲動法は散法の中で最も強い散法です。冲動は正反対の意味。冲動は、十二支盤の正反対に位置する十二支の組み合わせです。冲動は別名で、対冲や衝冲と呼ばれたりもします。

冲動法の組み合わせ
冲動法の組み合わせは以下のとおり6種類です。
- 子-午(冬の中心-夏の中心)
- 丑-未(冬の終わり-夏の終わり)
- 寅-申(春の始まり-秋の始まり)
- 卯-酉(春の中心-秋の中心)
- 辰-戌(春の終わり-秋の終わり)
- 巳-亥(夏の始まり-冬の始まり)
冲動とは正反対の組み合わせを言います。冲動は「分裂」「破壊」を意味します。十二支は時間を表します。時間ということは季節とも言えます。正反対ということは季節が真逆ということです。季節が真逆ということは纏まることができません。磁石のN極とS極のようなもので、まったく正反対の気を持つことになります。結果として、お互いにぶつかり合って壊れる現象を引き起こします。一方の質を発揮するためには、他方の質を抑えることになり、互いに相手を壊し合うという現象を生じます。
注意すべきは「分裂」や「破壊」が悪いことと捉えてはいけないということです。人の固定観念で、破壊されることや分裂することがあたかも悪いイメージとして捉える場合がありますが、それはまったくの誤りです。
宿命に冲動のある人の特徴
- 動乱に強い
- 波乱万丈な人生を過ごす
- 安定的な人生は送れない
- 家庭運や結婚運は良くない場合が多い
あなたやあなたが普段付き合いのある人の宿命に冲動があるか調べてみるとよいかも知れません。なお、宿命内になくても後天運や年運で回ってきて冲動が成立する場合もありますので、この点は注意が必要です。
冲動される場所
また、どの場所が冲動されるかによって意味合いが若干異なります。冲動される場所として、以下のようなパターンがあります。
- 年支-月支
- 年支-日支
- 月支-日支
各支の冲動における特徴
年支と月支の冲動

年支(親の場所)と月支(家系・社会の場所)が冲動になり、以下のような特徴があります。
- 親や家系に問題が出やすい
- この人が親と家系から離れると問題は収まるようになる
年支と日支の冲動

年支(親の場所)と日支(本人・配偶者の場所)が冲動になり、以下のような特徴があります。
- 親と子供の仲が悪くなったり、もしくは断絶するようなことになる可能性がある
- 結婚運は良くない
- 結婚運が不安定になるか、または配偶者の役目をしてくれないことになる
月支と日支の冲動

月支(家系の場所)と日支(本人・配偶者の場所)が冲動になり、以下のような特徴がります。
- 家系と本人の質が合わない
- この人が家系を改革する役目がある
- 悪く出れば、本人や配偶者が親兄弟とぶつかり合う
- 結婚運は良くない
- 自分の家とは正反対の質の人と結婚したほうが良い
日々の日常の中で位相法を意識して過ごすと新たな気付きがあります。位相法早見表を手元に置いておくととても便利です。 位相法早見表を使って,自分の宿命で成立する位相法を確認する癖をつけるといいですね。
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