算命学:影星法
算命学:影星法(えいせいほう)

算命学を学び始めた頃は疑問でした。人体図の右肩は「どうしてここだけ空白なんだろう?」。右肩だけぽっかり空いている。他の場所には十大主星や十二大従星が座るのに。ずっとそう思ってました。実はここにも星が入ります。影星と言います。(別名で伴星(ばんせい)と言うものもあるようですが、同じものでしょうか?私は詳しくありません。)
六親法で過去に遡ってみると分かりますが,人には誰でも先祖がいます。「私には先祖がいません」という人はいません。あなたがいま生きている以上、あなたには必ず先祖がいるのです。おじいちゃん・おばあちゃん。そのまたお父さん・お母さん。その先祖からのどの様な恩恵を受けられるのかを見る時に用いるのがこの影星法です。鑑定の際に影星は通常は使いません。
「本来この星はあまり知らないほうが良い」と私は教わりました。「頼らなくても普通に生きていれば、ご先祖様はいざという時に助けてくれる」と。したがって普通の人はこの星を意識する必要はないという風に私は教わりました。あまりこの星に頼り過ぎるな,忘れているくらいで丁度いい,ということです。私も普段はあまりここは算出しません。しかし算出法だけは知っておく必要があります。使う・使わないは別として「使える」という状態にしておく必要はあります。
なお、影星の場所には十大主星が出ます。
影星の意味
影星としての貫索星

人生の波が少なく職業を変えることを好みません。一貫してマイペースで生きようとします。しかし会社や国家や何かを守り抜くのが、この星を持つ人の人生のテーマです。誰かを何かを守ってこそ生涯の満足と幸福を得られます。
影星としての石門星

良い人間関係を築く才能があります。人脈と財産など野天でこの人の運を上げるのも下げるのも周りの人の力です。人への感謝を忘れないように物事に対処していけば平穏無事に生きることができます。
影星としての鳳閣星

人生であれこれ楽しいことを見つけて生きるのが上手です。趣味や風流がやがて人を導くことにもなるというのが教養を高めたときの鳳閣星の人の姿です。教養を積む努力を怠ると退屈な人生となります。
影星としての調舒星

特別な感性と才能を授かっています。常識を超えた発想で人の気持ちを知ることができ、人の心を救済することになって、自らの心を大きく変えていきます。これが調舒星を持つ人の一生の支えになります。
影星としての禄存星

自分の行為が人に幸福感を味合わせることを知っています。他に真似のできないほど人の心をつかみます。見返りを考えない、本当のおおらかさを身につけることが幸福の原点です。
影星としての司禄星

心の中に不安を抱えています。その不安が原動力となって家族を支えます。この人ほど一家一門を守れる人は他にいません。そしてこの守りの努力が司禄星の人の心の安定感を増します。
影星としての車騎星

その行動が本人にとって良くても悪くても生涯単独行動が好みです。単独行動ができないような環境に身を置かないことが第一です。その方が、究極の時に自分も人も助けられることになります。
影星としての牽牛星

自分に対しても人に対しても、人間として守るべき範疇をよく心得ています。この星を持つ人は皆の手本となります。人を育て教育することが上手です。
影星としての龍高星

常に変化を求めます。人生も日常生活も絶えず流動的でなければ苦しくなります。いろいろと豊富なアイディアを持っていて、多くの人を啓発することができます。
影星としての玉堂星

どんなところにいても常に何かを学んでいることに意義を感じます。人を育てる才能があります。
算命学の基本に立ち返ってみましょう。
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いつもためになる情報をありがとうございます。影星というのは知りませんでした。人体図の左上はいつも空白なので疑問に思ってましたがこれで解決しました。
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