十大主星:鳳閣星・調舒星

2019年5月4日

十大主星:鳳閣星(ほうかくせい)

鳳閣星は伝達本能の陽火性です。

鳳閣星は、日干から生ずる干から見て表出されます。日干を生じる干が日干と同じ陰陽である必要があります。たとえば、甲から丙を見て表出される星です。甲(陽木性)→丙(陽火性)です。

日干から「出る・生み出される」ことから、日干を現在と捉えると、鳳閣星は未来であり伝達です。

鳳閣星は、生まれながらにして自然界に順応した生き方ができると言われており、自然のなかに自然に生きることができます。

鳳閣星は伝達本能の陽的なもので、有形・無形の伝達本能の中で、有形の伝達を発揮します。人間は人間である以上は、伝達しようとする本能からは離れることはできません。「伝達」とは、言葉・文字・文章・音・行動・態度などです。これらの表現をすることは伝達をするということであり、これらを残そうとすれば文明・芸術・技能などになります。

現代に生き残っている文明や芸術は伝達が行われた結果です。伝達がなければ、現存していないでしょう。

陽の伝達本能は、有形の結果を生み出します。人間・人類にとっての有形の最大の伝達結果とは子孫繁栄です。このため、鳳閣星には子供・子孫の意味があります。子孫繁栄は伝達が行われた紛れもない結果です。

鳳閣星はのんびりの星とも言われます。

伝達が生活の中で発揮されるときは、創意工夫となり、生活の楽しみ方となり、文化や文明となり、それが芸術となります。生活が豊かになると、楽で気楽な方向へと移っていきます。このため、のんびりとした性格ができあがるのです。この「のんびり」というのは、トロいとか遅いという意味ではなく、「無理をしない自然なこと」という意味です。

鳳閣星は伝達の星であり、伝達する能力に長けています。情報収集をはじめ、その整理を行う能力も備えており、経理・編集・総務などのまとめに才能を発揮します。そういう意味においては、細かい神経を用いるため、神経質な面も備えています。この神経質という意味は、病的なものではなく、仕事などにおいて細かいことに気が付くというものです。

鳳閣星は自然の中で自然に生きることが最大の特徴です。これができる場においては、のびのびと能力を発揮しますが、不安定・不自然な状態においてはその能力を発揮することができません。

鳳閣星のまとめ

  • 人物:子供・目下・目下の男の子
  • 色:赤
  • 性情:自然性・のんびりさ・表現・発表力・依頼心
  • 性格:のんびり・おっとり・生意気
  • 方向:南
  • 本質:無理のないこと・自然さ
  • 好期:平和期・安定期

十大主星:調舒星(ちょうじょせい)

調舒星は伝達本能の陰火性です。

調舒星は、日干から生じる干を見て表出されます。日干が生じる干が日干と異なる陰陽である必要があります。たとえば、乙から丙を見て表出される星です。乙(陽木性)→ 丙(陰火性)です。

調舒星は、鳳閣星と同じ未来の星であり、伝達の陰の星です。

伝達本能の陰は、鳳閣の表現が有形なものなのに対して、無形なものです。つまり、芸術などの感性の部分になります。芸術の感性の部分が表現された姿が無形の芸術である音楽となったり、小説や詩や俳句などの言語の表現になります。その表現の中には無限の思想や情緒を含むようになります。踊りや舞踊のように、表現は有形ですが形として残らないものになります。精神的な表現が主になります。

精神的な表現や無形の表現というものは、形がないだけに完全なものを求めることが難しく、また、完全なものを求める努力を続けても完全となることは難しいのです。完全なものを求め続ける努力を重ねていると、それが難しい故にあせりが生じてきます。その焦りが静まると、虚しさや孤独感に変わります。さらに、空虚感となります。この孤独感や虚しさを打ち消すように、反発心や反抗心が出てきます。この反発心や反抗心は、無形の完全生を求めることに原因を発していて、その完全性に到達できないための見返りで、怒り狂うような状態となります。

人生の窮極に追い込まれると、反発心や反抗心が行動となって現れ、善悪の区別なく体制や組織をも無視した行動を取ります。この環状の激しさというのは、他の星に類を見ることがありません。一度人を恨むと、生涯恨み続けることがあります。このことより、調舒星には孤独性・反発心・反抗心・反骨精神・単独行動・憎悪などの意味があります。

調舒星は夢やロマンを持つ星でもあります。音楽などの無形の芸術性は、無からの発想であり現実性に乏しいです。現実から大きくかけ離れた分野に広がりを見せるのです。この結果として、調舒星は空想性やロマン性を持つことになります。

調舒星の反発精神や孤独性などの性質は、平和な時代においては受け入れ難く、動乱のときに発揮されます。その時は、動乱を鎮め、平和に向かう力となります。

また、調舒星を持つ人は何事につけても美化したものの見方をするのが特徴です。

調舒星のまとめ

  • 人物:子供・目下・目下の女の子
  • 色:赤
  • 性情:孤独性・反発精神・空想性・憎悪・空虚感・無形の芸術性・冷静な情愛・完全性の追求
  • 状態:無からの発想
  • 方向:南
  • 本質:神経質
  • 好期:動乱期

守備本能の星、貫索星・石門星もご参照ください。

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